小田原医師会 会長の挨拶

小田原医師会は、小田原市・箱根町・真鶴町・湯河原町の病院・診療所で活躍する約320人余の医師会員で構成されており、医療・福祉・介護の専門家として地域の皆様に貢献すべく様々な取り組みを行っています。長らくコロナウイルス感染症(COVID-19感染症)への対応に追われてきましたが、地域医師会として、小田原市急患診療所におけるCOVID-19検査(P C Rならびに抗原検査)の実施とその対応、ハイリスク感染者の在宅療養支援(自宅療養者の神奈川モデルは2023年5月7日で終了)ならびに入院対応、行政によるコロナワクチン接種への協力が主な活動であるとともに、個々の医療機関としても発熱者への対応も継続して行なっています。
 
これまで通り「急患診療所」は年中無休。二次・三次救急病院との連携を図りながら、夜間は内科・小児科、休日日中は内科・小児科に加え耳鼻科・眼科診療を実施しています。「地域医療連携室」は“地域包括ケアシステム”の拠点として医療と介護の連携を担い、安心して暮らすことのできる地域づくりを推進しています。住民の皆様にも直接電話にて医師による医療相談、ならびに介護に関する相談も行なっています。「おだわら看護専門学校」は行政の補助をうけ、地域で活躍する看護師を養成し看護師不足に対応しています。「成人・がん対策」「特定健診」は行政と二人三脚の事業で、がんの早期発見に注力するとともに高血圧・脳卒中対策に重点をおいて住民の皆様の健康管理を担っています。「災害対策」は喫緊の問題であり、避難計画や救護活動など行政と協調し備えをかためています。県西2市8町の医療圏における医療の地域完結体制を整えるために、国・県が推進する「地域医療構想調整会議」を基盤として、より具体的な連携づくりに取り組んでいます。
ご高齢の方々のための介護の問題、働く世代の医療・健康管理、そして小児医療のニーズに対応すべく日々活動しています。これらの医師会活動を住民の皆様に理解し活用していただくために、各種の広報誌においても医師会からの情報発信をしています。ご意見・ご要望がありましたら小田原医師会地域医療連携室までご連絡ください。 
人と人との「和」を大切にし、組織の「輪」を広げて地域の活力を高めてゆけるよう運営してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
 

                                2023年8月7日
                                一般社団法人小田原医師会
                                   会長  渡邊 清治
 

小田原医師会
会長 渡邊 清治

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